韓国でAI半導体の実運用性能を需要側要件で測る共同指標「K-Perf」が正式に始動し、政府は2026年のAI投資を9兆9000億ウォン(従来比3倍)とする方針を示しました。12月10日にソウルのロッテホテルで開かれた「AISFC 2025」で、供給側のFuriosaAI、Rebellions、HyperAccelと、NaverクラウドやKTクラウド、サムスンSDSなど需要側が枠組みを共有しました。従来のMLPerfは標準ワークロード中心で実運用との差が課題とされ、K-Perfは入力・出力長、同時ユーザー数、精度、トークン処理速度、消費電力などをExcel測定表とグラフで提示します。テストにはLlama 3系やEXAONE 4.0(32B)を用い、2026年1〜3月に認証・検証手続きを整備し、将来はオンデバイスAIにも拡張する計画です。企業側ではFuriosaAIが26年1月に第2世代NPU「RNGD」を商用化し、HBM3e 72GBのRNGD+(9月)や144GBのRNGD+ Max(12月)を予定し、採用拡大が焦点になります。今後はK-Perfで国内実証を積み上げ、海外契約に結び付くかが客観的な評価軸となりそうです。
source: PR TIMES
